メダルも置けなかった孫基禎の葬儀…息子・正寅さんに単独インタビュー(2)
金メダルだけではない。 正寅さんは「月桂冠、賞状、記念切手など最も価値のある記念遺品が12年間どう保管されているのか確認できずにいる。 すでに寄贈されたものなので遺族に所有権はないが、きちんと展示してほしいと思う」と話した。
孫基禎記念財団側も孫基禎の寄贈品の国家返還を要求した。 孫基禎の孫のイ・ジュンスン財団事務総長は「祖父は金メダルと記念品を国に寄贈したのであって特定集団に譲ったのではない。 育英財団側が国に寄贈してくれると信じている」と明らかにした。 イ総長は「祖父は『自分が死んだら金メダルなどマラソン記念品を一つに集めて自分を記憶してほしい』と遺言した」と訴えた。