平昌五輪閉幕から10日後に…韓国唯一のそり専用競技場が閉鎖
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.08 16:12
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平昌五輪ボブスレー男子4人乗りで銀メダルを獲得したキム・ドンヒョン、ソ・ヨンウ、チョン・ジョンリン、ウォン・ユンジョン(左から)。(中央フォト)
平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)開催を通じて最も目覚ましく発展した種目にはボブスレー・スケルトンなどのそり競技を挙げることができる。韓国はその間、そり競技の不毛地だった。ボブスレーやスケルトンはアスファルトの道路上で他人のそりを借りながらなんとか命脈を維持してきた不人気種目だった。しかし平昌五輪を控えてそり競技は政府の全面的な支援を受けた。そして選手たちが懸命に努力し、スケルトンのユン・ソンビンは金メダル、男子ボブスレー4人乗りは銀メダルを獲得するという快挙を成し遂げた。ボブスレー・スケルトン代表チームは「平昌は終わりでなく始まり」と述べ、今後の活躍を誓った。
ところが平昌五輪の閉幕からわずか10日後、青天の霹靂のような話が入った。国内唯一のそり専用競技場の平昌アルペンシアスライディングセンターを使用できなくなったという通知を受けたのだ。ボブスレー・スケルトン代表チームのイ・ヨン総監督(40)は7日、ソウル松坡区オリンピックパークテルで開かれた平昌五輪決算メディアデー行事で「政府の予算不足でこれ以上は競技場を使用できないという話を聞いた。1000億ウォン(約100億円)以上もかけて競技場を建設しながらも選手たちが自由に練習できないという状況が発生した」と述べた。
アルペンシアスライディングセンターは工事費1141億ウォンを投入して2016年10月に完工した。昨年2月と3月にリュージュ・ボブスレー・スケルトンのワールドカップ(W杯)が相次いで行われ、今年は平昌五輪まで立派に開催した。特に最新式の施設と氷質は外国選手および関係者から絶賛を受けた。