ロッテ、二男・辛東彬氏が会長に…2世経営が本格化
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.02.11 12:51
父と話す時は途中で口を挟まず最後まで静かに聞く。怒鳴ることもない。いつも謙虚な姿勢で取り組む。本社にはVIP用のエレベーターがなく、役職員と一緒に満員のエレベーターに身を乗せる。海外出張の時も旅行カバンを秘書に持たせることはない。特別な趣味もない。財界人の会合ではやむを得ず参加するゴルフは100打をはるかに越えるのが常。辛東彬(シン・ドンビン)ロッテ副会長(56)のことだ。
辛東彬氏が10日、財界5位ロッテグループの会長になった。1997年に副会長に就任してから14年目、90年に湖南(ホナム)石油化学の常務として韓国ロッテグループに足を踏み入れてから21年目だ。父の辛格浩(シン・ギョクホ)会長(89)が1946年、日本ロッテを創業し、67年にロッテ製菓として韓国で事業を始めて以来、ロッテは初めて2世全面経営時代を開いた。辛格浩会長はグループ総括会長となった。奇数月には韓国、偶数月には日本で過ごしながら‘シャトル経営’をしてきた辛総括会長は、以前と同じく両国で報告を受けて経営懸案にかかわる。