【中央時評】韓国の保守はなぜこれほど無能なのか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.06 10:36
2つ目、制度要因と地域要因のためだ。87年以降、総選挙で圧倒的な制度の歪曲とアンバランスのために嶺南(ヨンナム)基盤の保守政党は大統領弾劾時を除き継続して第1党だった。得票率と議席比率は違憲であるほど歪曲が大きい。大統領選挙でも嶺南出身の保守候補は100%勝利した〔敗北は忠清(チュンチョン)出身候補が唯一〕。
しかし保守の牙城である大邱(テグ)の1人あたりの地域総生産(GRDP)は盧泰愚から李明博まで全政権で全国最低だった。5つの政権でそれぞれ466万ウォン、808万ウォン、1034万ウォン、1387万ウォン、1742万ウォンで常に全国最下位だ。衝撃的だ。にもかかわらず大邱は自分たちをずっと貧しくさせる政権と政党に票を集中して投じてきた。制度の歪曲と地域主義は保守無能の基底要素だった。