<インタビュー>「韓国人、日本人より楽天的だが、公共の利益に関する議論は不足」(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.04.12 08:14
--1980年代から2010年代まで韓国を経験してみると、どのような点が目を引くか。
「私は韓屋の保存に関心がある。メディアが『青い目の韓屋守り番』という表現で派手に飾ったりもした。韓屋保存活動をして感じたことは『公共の利益』と『個人の利益』のバランスが韓国社会でまだ不十分だという点だ。韓国はこれまで突っ走ってきた。個人の利益を中心に発展した。子孫に歴史を残すような公共の利益が重要だと考える。公共の利益が何であり、それをどのように社会的、政治的に確立できるかについての議論がやや不足している」