セウォル号3年<下>前途は長い韓国の安全教育(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.28 10:04
京畿道安城(キョンギド・アンソン)のA小学校講堂に今月24日午前9時、2年生の児童およそ120人が集まった。「○○安全教育協会」という名前の民間企業が行う安全教育に参加するためだ。5つのグループに分かれた児童は、2時間余りの間、消火器の使い方や心肺蘇生術などを体験した。
講堂の一角では船舶安全教育が行われていた。児童が一人ずつバーチャルリアリティ(VR)のヘッドギアを着用していた。船長の緊急放送が流れ、船室の内部が見える。仮想船室の中からライフジャケットを探して着用し、船室ドアを開けると体験は終わりだ。甲板に避難したり救命艇に乗ったりする過程はなかった。