韓経:韓国の自動車部品企業ストライキ、日本など世界自動車企業の部品供給にも支障
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.07 10:20
自動車用エアコン・ヒーターを生産するKBオートテックの労働組合(金属労組KBオートテック支部会)が工場を占拠して行っているストライキが60日以上続いている。これによってインドのタタなど国内外の主な顧客が部品供給の支障解決と損害賠償を要求してきた。日本の商用車企業はKOTRA(大韓貿易投資振興公社)に「韓国政府が早く介入してほしい」と要請もした。
6日、KBオートテックによればインドの商用車企業タタはKBオートテックに「早いうちにストライキ問題を解決して船積み計画書を送ってほしい」という公文書を先月30日送ってきた。タタは「600台余りのバスにエアコンを搭載できず出庫もできずにいる」として「9月の学校始業に合わせバスを供給できず信頼が大きく下がった」と訴えた。
アラブ首長国連邦(UAE)のバス企業スワイダンは「KBオートテック労組が新学期を控えた不適切な時期にストライキを行って学校運営に支障が出ている」として「政府の韓国企業に対する信頼も下がった」と知らせてきた。スワイダンは「1台あたり1500ドル(約15万2000円)ずつ追加費用をかけて200台余りの設備を別会社から購入したことなど発生した損害を全て補償せよ」と要求してきた。