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【中央時評】韓国の保守はなぜこれほど無能なのか(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.06 10:36
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韓国には1つの神話が存在する。「保守は有能で、進歩は無能だ」という神話だ。本当に韓国の保守は有能で、進歩は無能なのだろうか。国家運営能力を判別する核心基準は安保と経済だ。今日は経済に限って民主化以降の保守と進歩政権の成果を客観的に比較しよう。

そうすると無能なのは進歩ではなく保守だ。無能といっても相当な無能だ。個別の政権を比較しようが保守政権の2つ〔金泳三(キム・ヨンサム)・李明博(イ・ミョンバク)〕と進歩政権の2つ〔金大中(キム・デジュン)・盧武鉉(ノ・ムヒョン)〕の平均を比較しようが、保守が上回った指標はない。進歩が有利な民生・福祉・平等指標ではなく、保守が注力する成長・輸出・外国為替・株価部門でさえ進歩政権のほうがはるかに有能だ。通貨危機も保守政権の時だった。保守が執権する時は世界経済の環境が悪かったのだと答えるならば、その問題は別に議論しなければならない。

 
まず保守の金科玉条である経済成長率は保守政権の平均5.15%に対し進歩政権は6.01%だ(以下、金泳三・金大中政権両方の責任と帰結されうる1998年の指標は除外。外国為替統計は98年を含む)。輸出増加率は保守10.88%vs進歩12.06%だ。外国為替保有の増加額は保守582億ドルvs進歩2420億ドルだ。外国為替保有の増加率は保守19.76%vs進歩314.81%だ。株価上昇率は保守マイナス3.94%vs進歩37.84%だ。

国民の生活にとって最も重要な1人あたりの国民総所得(GNI)の増加率は保守5.25%vs進歩12.65%だ。進歩が2倍を超える。就業者の増加率は保守1.6%vs進歩1.9%だ。最低賃金の引上げ率は保守7.15%vs進歩9.92%だ。消費者物価の上昇率は保守4.16%vs進歩2.71%だ。すべての指標が進歩の優位もしくは圧倒的優位だ。公的支出・公平・貧困・福祉・民生指数ももちろんだ。「保守有能-進歩無能」神話は完全に虚構である。

それならば重大な質問が残る。韓国の保守はなぜこれほど無能なのか。またこれほど無能な業績なのにどうして執権し続け、第1党を維持してきたのだろうか。

最初は反共主義と安保商業主義のためだ。民主・進歩・改革勢力を左傾・容共・従北・左派という烙印を押した虚偽の理念攻勢だけが成功できるならば、それによる理念の動員と支持結集のおかげで保守はあえて能力を証明する必要はなかった。実際に保守政権は執権時に経済公約を達成したことがなかった。無能を理念で隠したのだ。


【中央時評】韓国の保守はなぜこれほど無能なのか(2)

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