57億ウォンかけたが…川にも近づけない韓国の魚ロボット(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.31 10:20
2009年11月27日、李明博(イ・ミョンバク)前大統領が全国で生中継されるテレビ画面に現れた。「大統領との対話」というテーマで、当時論争を招いた世宗(セジョン)市や4大河川事業問題などの懸案について、130分間にわたり自由に話す形式だった。
当時、李前大統領は野党の反対が激しかった4大河川事業の話を取り出しながら、「あまりにも反対が多いので長く説明する」と述べ、ハハハと笑った。当時、視聴者の視線を引きつけたのが、4大河川の水質を監視するロボット魚の登場だった。
李前大統領は魚ロボットが水質を監視する動画を見せ、「あれはロボット。魚と一緒に泳ぐ」と紹介した。「大韓民国の水質管理技術は世界最高レベルであるため、4大河川問題で水質が悪化するという(野党の)言葉は正しくない」と主張した。そして「ロボットは釣られることがない」という冗談を投げかけ、スタジオは笑い渦に包まれた。