ニューシルバーがサービス業進出「大切なのは信頼…私たちが適役」=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.02.04 17:14
「長白山ですか。ああ、白頭山(ペクトゥサン)。そこは私も行ったことがある。ユン・ドンジュ詩人の詩碑も見てね」。
先月23日、ソウル鍾路区(チョンノグ)北村(プクチョン)韓屋村(ハノクマウル)。ハン・グィナムさん(70、女性)が中国人観光客の洪一さん(24、女性)家族に話しかける。彼らはハンさんが運営する韓国式家屋ゲストハウス「詩人通信」で前夜を過ごした。詩人であり小説家のハンさんは2年前にゲストハウスをオープンした。人と交流して北村を守るためだ。住民センターで3カ月間、一度もさぼらず英語・日本語を習った。その時に学んだコンピューター技術でホームページを管理する。ハンさんは「毎日ほかの国から来る新しい人たちに会う。サービス業の生命は信頼だが、私たちの年齢が適格のようだ」と話した。北村には60歳以上が主人である韓国式家屋ゲストハウスが3カ所もある。
「若い老人」ニューシルバー(60~74歳、6074世代)の出現で、職業地図が変わりつつある。「禁老領域」だったサービス分野にニューシルバーが次から次へと挑戦状を差し出している。ダンススポーツ講師、バリスタ、劇場ガイド、モデル、ホテリアー、ホームショッピングホストなどへ拡大している。これらの業種は、製品ではなく人的サービスを売るために高齢者は好まれなかった。だが若くて元気で情熱的な上に専門知識を備えた6074世代が登場して状況が変わった。キム・ジュヨン保健福祉部老人支援課長は「引退した人たちは以前の仕事から抜け出すのが容易でなかったが、ニューシルバーの登場で、高齢者の特性にマッチする新しいサービス分野に挑戦するケースがとても増えた」と話す。