テレビ世界1位のサムスン「4000万台の目標容易でない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.19 08:53
サムスン電子はポルトガルのポルトで12~22日に8K量子ドットLEDテレビの全ラインナップを公開する「サムスンフォーラム」を開催している。65~98インチの8K製品、43~82インチの4K製品など主力商品約20種をすべて披露した。世界1位を誇るサムスンのテレビが欧州に力を入れる理由は現地で目標販売台数を死守するのが尋常でないためだ。市場調査会社IHSマーケットが18日に明らかにしたところによると、サムスンの欧州でのテレビ販売台数は2016年の1432万台(41.9%)から2017年が1220万台(36.0%)、昨年が9月までで735万台(32.9%)まで減少した。経営難に苦しめられ2016年に台湾のフォックスコンに買収されたシャープは2017年に133万台(4.0%)、昨年は9月までで113万台(5.4%)を販売した。サムスンのテレビ販売目標は毎年「米国1000万台、欧州1000万台」を含め世界で4000万台だ。
家電業界関係者は「10-12月期が残っているが、サムスンの欧州でのテレビ販売台数は1000万台をかろうじて超えるか届かないかもしれない」と話した。事実シャープはサムスンに先立ち2017年11月に世界で初めて8K液晶テレビを発売したメーカーだ。サムスンは昨年下半期に欧州で75インチ8Kテレビを7000ユーロ(約87万円)で販売したが、シャープは70インチ8Kテレビを1万2000ユーロで売った。