韓国副首相「内需回復に向け最低賃金を相当幅で引き上げる」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.05 13:28
崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)副首相兼企画財政部長官が、「低物価状況が続いており、デフレへの懸念で大きく心配している」と話した。4日にソウルの銀行会館で開かれた国家経営戦略研究院の政策フォーラムの講演でのことだ。
崔副首相はこの日の講演で、「笑うべきか、泣くべきかわからない。庶民の立場では物価が下がれば良いが、2月の物価はたばこの値上げ分を差し引くとマイナスだ」と言及した。崔副首相が物価が下落し景気が沈滞するデフレを心配すると言及したのは異例だ。崔副首相は先月初めの国会企画財政委員会の業務報告では、「いまは低い物価が持続するディスインフレーション状況」と説明したが、この日は発言の強度が強まった。崔副首相は講演後記者らに「コア物価(石油類・農産物除外)が2%台を維持しており、デフレと見るには難しい」と話した。だが「すぐに韓国経済がそうなるというよりは、これから進む道に対する心配が大きく、日本の“失われた20年”について行ってはならないという危機意識を持っている」と付け加えた。