<韓進海運法定管理>物流大乱足元の火は消したが…「最小185億円さらに必要」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.07 09:31
だが韓進海運とSTXパンオーシャンは違うという指摘が出ている。韓国海運物流学会のハ・ヨンソク顧問は「不定期ばら積み船中心だったSTXパンオーシャンは被害荷主規模が大きくなく運営資金も多く必要がなかった。これに対し全世界の港に定期的に寄港しなければならない定期コンテナ海運会社の韓進海運はより多くの運営資金が必要だ」と違いを説明した。
韓進グループが支援した資金1000億ウォンも物流大乱を解消するには手に余る金額だ。韓国海洋水産開発院のヤン・チャンホ院長は「韓進海運を再稼働するのに必要な荷役費・内陸運送費は6500億ウォンと推算される。このうち一部を今後償還するとしても最小3000億ウォン程度は投じてこそ正常に荷役や内陸運送が可能なものとみられる」と説明した。少なく見積もってもさらに2000億ウォンが必要という話だ。