別のサッカー関係者は「代表チームの雰囲気を変えることができる『ゴールデンアワー』を逃した。昨年１０月にイランに敗れた時にシュティーリケ監督を更迭するべきだった」と主張した。

キム・ファン委員は「シリアに大勝してもシュティーリケ監督に対する否定的な見方は変わらないだろう」とし「最終予選の残り３試合のうち２試合がアウェーだ。対戦相手の中には韓国が４連敗中のイランも含まれる。険しい道が予想されるだけにシュティーリケ監督の去就について真剣に議論する必要がある」と述べた。

１９９４年の米国Ｗ杯で韓国代表を率いたキム・ホ龍仁（ヨンイン）サッカーセンター総監督は「監督を交代するのならシリア戦の直後が最も良い機会だ。６月１３日のカタールとの第８戦まで時間がある」と述べた。

このタイミングで代表チームに動揺を与えるのはプラスにならないという反論もある。許丁茂（ホ・ジョンム）韓国プロサッカー連盟副総裁は「今になって監督交代を話すのはむしろ混乱を加重させる可能性がある。まずはシリア戦を静かに見守った後に次を考えるのが順序」と述べた。

シュティーリケ監督はシリア戦を控えた２７日、「６試合で２敗した。一部のファンの非難は当然だと考える。しかし私はこのチームを率いてＷ杯に行くという考えしかない。監督が成績に責任を負わなければいけないこともよく分かっている」と述べた。


＜Ｗ杯サッカー＞韓国、今夜シリア戦…本大会に向け重要な一戦（１）