【社説】韓国政府、北朝鮮の東海漁場操業権売却に対策を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.13 11:36
北朝鮮が西海(ソヘ、黄海)に続き東海(トンへ、日本名・日本海)の黄金漁場まで中国に売り、漁場の種を絶やしている。韓国政府によると、北朝鮮は最近数年間、中継貿易会社を通じて東海北方限界線(NLL)近隣区域に至る操業権を中国に売った。春には西海ワタリガニ漁場の操業権を、夏には東海イカ漁場まで中国に売ったという。
北朝鮮が東海NLL北側の操業権を中国に売る代価として受けた7500万ドル(約76億円)はそっくりそのまま金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の元に統治資金として入ったものと情報当局は判断している。北朝鮮が中国船主に操業権を売ったことを受けて中国漁船900余隻が東海NLL北部の漁場で操業中だと報じられている。当局によると、東・西海合わせて中国漁船2500余隻が操業している。真っ黒に集まった中国漁船が東海で操業する写真を見て、漁民の胸は真っ黒に焦げていることだろう。