【社説】責任逃れに汲々とする韓国の検察と国家情報院
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.25 14:07
ソウル市公務員スパイ証拠操作事件で検察の調査を受けた国家情報院の課長が自殺を図った。国家情報院の幹部が検察捜査に反発しながら極端な選択も辞さないことによって、捜査は検察と国家情報院の力比べに向かっている。国を代表する機関が国民の前でどうしたらこれほどにまで疑惑と混乱を増幅させることができるのか、理解できない状況だ。
駐瀋陽総領事館副総領事である課長は22日に自殺を図って病院の集中治療室で治療を受けている。27年間、対共業務を担当していた彼は、先立って19~21日の3回にかけて検察の取り調べを受けた後、報道機関の記者と会って検察の捜査に強い不満を吐露していたという。「検察が捜査を特定の方向に追い込んでいる」「検察が対共捜査職員たちと仲違いして、ひどい言葉で侮辱した」ということだ。彼はまた「文書要求は検察がしておきながら、全責任を国家情報院に押し付けている」という不満を遺書に残した。これに対して検察は「調査過程で全く問題はなかった」と強調している。