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福田氏の日本(中)「東アジア共同体」旗揚げか

2007.09.21 10:47
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官房長官時代、2003年8月、中国を訪問した福田康夫氏(左)が胡錦涛国家主席と握手している。



昨年5月12日、米国テネシー州郊外の邸宅の前に乗用車1台が止まると、小犬がしっぽを振って仲間を迎えた。運転手はハワード・ベーカー元駐日米国大使、客人は日本の福田康夫元官房長官、そして小犬の名前は“Taishi(大使)”だった。

 
ベーカー元長官は福田氏のためにマイカージェット機を出したことはもちろん、空港から自ら自宅まで運転した。ベーカー元長官はジョージ・ブッシュ大統領が信頼する共和党の大物だ。彼は福田氏と100回以上会って外交政策を論議しながら親しい間柄になった。この日もワインを飲んで日中、米中関係の話をしながら深夜まで過ごした。

米行政府は当時官房長官をやめて何も肩書きがなかった福田氏を歓待した。ディグ・チェイニー副大統領、コンドリーザ・ライス国務長官ら皆が迎えた。当時、日本のメディアでは「米国が歓待した理由は、福田氏の中国との人脈に大きいな関心があったから」という分析も出された。

同じ時期、日本の東京のある公演会場では5000人の中国人観客が集まった中「日中友好歌会」が開かれた。主賓の席には王毅駐日大使夫妻と福田前長官夫妻が並んで座った。その翌日、中国新聞にはこれら夫妻の写真が大きく掲載された。中国が福田氏に送る信頼は厚いものだ。福田氏が2003年8月、両国平和友好条約締結25周年を記念して中国を訪問した際、胡錦涛国家主席は「(条約を締結した)福田赳夫首相の息子がこの席にいることは特別な意味だ」とし、彼の手をしばらくしっかり握っていたという。

この2つの場面は福田氏が広げていかんとする全方位外交を象徴する。「日米同盟」という土台の上で韓国と中国などアジア諸国との外交を重視するのが福田路線だ。1977年8月いわゆる“福田ドクトリン”を発表した父親の意をそのまま受け継いだことでもある。米国との同盟強化にかたよった小泉、安倍政権とは大いに異なる外交が展開される見通しだ。

◆「新しい福田ドクトリン」貫徹に向け=福田氏は昨年、アジア歴訪中に父親の外交路線から一歩進んだ“新福田ドクトリン”の必要性を提示した。父親の主唱した精神はそのまま受け継ぐが、もっと長いスパンでの見方まで提示したのだ。

福田氏の究極の志向点は「東アジア共同体」の実現だ。「“福田ドクトリン”は歴史的任務を見事に果たした」と評価し「そのドクトリンが1階なら東アジア共同体実現は3階であり、今は2階から3階に行くための政策を準備しなければならない」と強調した。

福田氏は「東アジアでは事実上の経済統合が進んでいる」とし「これを加速化するための政治的決断が必要だ」と述べた。国際平和構築とアジア時代の到来を準備するために韓国や中国などと連帯をもっと強化しなければならないという指摘だ。したがって妥協することができる細かい懸案をめぐり日本と韓国、中国が戦う必要はないというのが彼の持論だ。また米国が日本に対して本当に期待していることも、このようなアジャスターの役割というのが福田氏の考えだ。

福田氏は朴泰俊(パク・テジュン)ポスコ名誉会長をはじめとし、知人が多い韓国に深い愛情を示してきた。特に朴会長とは代を受け継いで交友を図っている。父親である福田赳夫は95年、亡くなる直前、米国にいた朴会長に電話をかけて「今すぐ来られるか」と聞いたほどだ。また6カ国協議議長である中国の武大偉外交部副部長、王毅駐日大使とも20年来の知己だ。

◆対北朝鮮政策劇的変化するよう=福田氏は17日、街頭演説で「拉致問題を私の手で解決したい」と強調した。安倍政権は拉致問題で黙過するように強硬の原則を固守したあげく問題解決に自ら足かせをはめてしまった。しかし、福田政権は前任者と違い、圧力より対話の方に重きを置くものとみられる。

安倍政権が留保してきた対北人道的支援をすぐ再開するだろうという予想もある。安倍政権とは決して妥協しないといっていた北朝鮮も、福田政権が発足すれば姿勢が柔軟に変わる可能性もある。北朝鮮が70年、よど号旅客機を乗っ取って平壌で亡命生活をしている犯人を送還し、日本が主張する拉致被害者たちに対して全面再調査をするなどの誠意を見せた場合、両側の国交正常化交渉が早い速度で進行される見通しだ。

◆福田ドクトリン=1977年当時、福田赳夫首相がアジア国家歴訪中、フィリピンで発表した東南アジア外交の3原則だ。「(日本は)軍事大国にならず、東南アジアで世界の平和と繁栄に貢献する」「アジア諸国とは心と心の触れ合う信頼関係を構築する」「対等な立場で協力しあう」という内容だ。これをきっかけとして日本とアジア国々の交流と協力が本格的に活性化した。

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