【時論】在外国民選挙を成功させよう(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.02.16 17:16
4月の総選挙を控えて政党は続々と選挙体制を整え、予備候補者の足取りは次第に速まっている。 総選挙の結果は、狭くは年末の大統領選挙と韓国政治の発展に、広くは東アジアおよび世界の平和と安定に影響を及ぼすだろう。 したがって政治家はもちろん、有権者も今回の総選挙の意味を改めて吟味する必要がある。 特に今回の総選挙は改正された公職選挙法に基づいた最初の在外選挙が実施されるという点で格別の意味がある。
在外国民選挙とは言葉通り、外国に居住(在外)する国民の参政権行使をいう。 したがって在外選挙は手続き的な公正性を確保しながら、参加の便宜性を同時に増進しなければならないという、決して簡単でない課題を必然的に担うことになる。 問題は公正性の確保と便宜性の増進がよく衝突するという点だ。 例えば在外国民が投票の便宜性のために要求する郵便投票の場合、公正性を担保するのが難しいという問題がある。