精密降下は高度３６００フィート上空のヘリコプターから飛び降りて着地の正確性を競う種目だ。直径２センチの電子標的の中にかかとが正確につけば電光掲示板に０点が記録され、円から１センチ遠ざかるほど１点ずつ加点される。総点が低いほど順位が高い。

相互活動は選手４人とカメラマン１人がチームを組む。高度１万１０００フィート（約３．３キロ）上空のヘリコプターから４人の選手が飛び降りて３５秒間に５つの動作体形（抽選で決定）を反復実行する。動作体形は計２４（自由体形１６、ブロック体形８）で構成された。着地後カメラマンが撮影した映像を確認して１体形に１ポイントずつ点数を与える。

スタイルは高度７２００フィート（約２．１キロ）上空のヘリコプターから１人が飛び降りて１シリーズ（左折→右折→逆回り）をどれほど速く２回繰り返すかを競う。男子は９秒、女子は１１秒以内に動作を終えなければならない。

昨年インドネシア高空降下大会でドイツ・チェコ・オマーンが精密降下男子部１～３位に上がった。あるドイツ選手は５回の精密降下で０・０・０・１・１点を記録するという「神技」を誇示した。女子部ではロシア・北朝鮮・中国が１～３位を占めた。相互活動の男子部ではベルギー・カタール・スペインが１～３位に上がり、韓国は１５位を記録した。女子部では米国・フランス・中国が１～３位を占めて韓国は９位だった。

韓国の高空降下チーム長のヤン・ムンソプ少佐は「この１年間ほとんど毎日９時間ずつ訓練をした。『できなければ、できるようにしろ』という特殊戦司令部の精神で挑戦する。大韓民国の特殊戦司令部の強靭さを世界に見せる」と話した。経歴２０年目の男子チームのキム・イムス元士は「命をかけて自分との闘いをしている。一日に最高１２回落下している」と話した。女子チームのキム・ミラン上士は「最初は家族が心配するかと思って知らせなかった。母が訓練場面を見た後『国家のための仕事なのだから最善を尽くしなさい』と言ってくれた」と伝えた。

このほかに軍事種目として手榴弾模型の投てきなどが含まれた陸軍５種、人命救助水泳などが含まれた海軍５種、主催国の操縦士が乗る航空機に同乗して航法士としての能力を測定する空軍５種、地図と羅針盤を持って出発点から到着地まで正確でいち早く到着するオリエンテーリングがある。


＜世界軍人体育大会＞来月２日から…韓国、金メダル３０個・３位目標（１）