【コラム】2020年に月に太極旗を立てるには(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.02.12 15:36
40代の若い大統領ジョン・F・ケネディーは61年5月25日、「10年以内に人を月に着陸させる」と宣言した。 アポロ計画を国家事業とし、なんと200億ドルを投入した。 韓国の1人当たりの国民所得が91ドルだった時代だ。 ケネディーが暗殺され、大統領がジョンソン、ニクソンに代わっても、目標は揺れなかった。 教育システムが改革され、国がアップグレードされた。 8年2カ月後、アームストロングは月に着陸した。 その歴史を、草屋と井戸があちこちに残っていた田舎のソウルで私が見たのだ。
こうしたスプートニクの教訓を私たちの現実と比べるとほろ苦い感じがする。 「羅老」にまつわるエピソードには「予算もなく国民と政界の理解を得るのも難しい」という内容が多い。 「羅老」に投入された資金をめぐり「何のために」という反論も絶えなかった。 民心も成功は期待しても過程には冷静だった。