「2024年の韓国、人工知能がビッグデータ分析し伝染病を予測」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.28 08:46
「新たに開発されたセンサーが私の生体リズムを記録し(2019年)、人工知能が伝染病ビッグデータを分析して疾病を予測する(2024年)。新たに買ったオーダーメード型ウェアラブル機器が私の健康状態をリアルタイムでチェックし、政府は人工知能を利用して伝染病を制御する(2025年)」。
ソウル大学の教授14人で構成された未来研究委員会が予測した数年後の未来の姿だ。ソウル大学はこうした内容を骨子とした「未来研究方向と政策アジェンダ」を27日に発表した。5月に発足する新政権に伝えるために20件の政策アジェンダを整理した。研究委員会の資料を約200ページの白書にまとめ新政権に提出する計画だ。
20件のアジェンダを貫くキーワードは「情報通信技術」(ICT)だ。研究委員会は韓国社会が直面した核心イシューを世界化、人口構造変化、第4次産業革命、経済不均衡、デジタル経済、環境危機、国家安保の7つに整理した。7つの核心イシューから20件を選り抜いた。急変する経済環境だけでなく、環境・安保などに対応するためにもICTが核心という意味だ。シン・ヒヨン研究部総長は「韓国は1960~70年代に未来を見通して半導体産業に集中投資し現在の主力産業へと発展させた。第4次産業革命時代にもそれと似た企画が必要だ」と説明した。