青瓦台、ネズミとの戦争…チョコパイ誘引作戦
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.06 17:36
8月、青瓦台(チョンワデ、大統領府)為民館(秘書棟)の事務室。食べかけで置いていた菓子をまた食べようとした女性職員が悲鳴をあげた。菓子の袋の中にネズミ1匹が入って菓子を食べていたからだ。女性職員の悲鳴を聞いて駆けつけた男性行政官が菓子の袋の口をふさいでネズミを捕まえた。捕獲されたネズミはしばらく事務室の職員が見た後に捨てられたという。
青瓦台が「ネズミとの戦争」をしている。1970年代でもない、2014年の大韓民国の青瓦台でだ。青瓦台の職員が勤務する為民1・2・3館の隈にはあちこちにネズミ捕りシートが置かれている。ネズミ捕りシートの上にはチョコパイから干し魚まで、ネズミを誘引するためのさまざまなエサがまかれている。ある行政官は2月、自分の机のそばに置かれたスマートフォンサイズの物体の上に干し魚があるのを見て、誰かが食べて落としたもの思い、捨てようとした。傘の先を使って近づけようとしたところ物体がくっつき、よく見るとネズミ捕りシートだった。この行政官は「恥ずかしくて、どこに行っても青瓦台の事務室にネズミがいるとは話せない」とし「ネズミから病気が移るのではないかと心配になるほど」と話した。