玄海灘を渡って国際結婚をした韓国人と日本人夫婦の精神的苦労は大変だ。 歴史歪曲問題は例年の行事として乗り越えることはできるが、2カ月ほど前に浮上した独島(ドクト、日本名・竹島)領有権論争は、家庭紛争にまで拡大するケースもある。 結婚後、意見表示はなかったが、突然思い出したように独島領有権を主張する日本人の夫に、夜の生活を拒否する韓国人の妻の覚悟は悲壮だ。 彼女の話を聞くと、韓日外交当局者間の口げんかが、家庭で随時再燃しているといえる。
別の韓国人女性は、職場から帰宅した日本人の夫に、数日間、夕食の支度を拒否した。 ある日、夫が降参しながら、家庭における独島論争の終息を求めた。 「竹島、いや独島、独島はお前のものだから持っていけ。だから夕食をくれ」。韓日夫婦らはこういうことを体験しながら、お互いを理解して愛を育てていく。 これら夫婦は、あいまいなことやあいまいな表現を嫌う。 何事もはっきりとさせる新世代的な考え方だ。