韓経:米朝会談から6日…大きくなる心配事6つ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.06.18 10:45
米国と北朝鮮の首脳会談が終わって1週間も経っていない両国の間で、正確にはどのような合意が行われたのかをめぐり混乱が起きている。首脳会談の共同合意文があいまいなうえ、その後のドナルド・トランプ米国大統領の記者会見とインタビュー、北朝鮮側メディア報道などの内容のうち、交錯する部分が多いためだ。
最大の関心は、両首脳の間で「完全かつ検証可能で、不可逆的な非核化(CVID)」に対する合意があったかどうかだ。12日の米朝首脳会談当日に公開された共同合意文には「CVID」ではなく「北朝鮮が韓半島(朝鮮半島)の完全な非核化に向けた努力することを約束する」という曖昧な表現が使われている。これについて、トランプ大統領とマイク・ポンペオ米国務長官は首脳会談後、数回にわたって「CVID原則は変わっていない」と強調した。CVIDという用語を使わなかっただけで、北朝鮮もCVIDには合意したという意味だ。だが、北朝鮮は初めからCVIDという用語に拒否感を示していたことが明らかになったうえ、合意文に「検証可能で(V)不可逆的な(I)」という部分が抜けて論争が続いている。