【コラム】卵を食べることがこんなに難しいとは=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.16 13:03
今年は卵を購入することが非常に難しい。2016年末から続いた鳥インフルエンザ(AI)の余波で過去10年間大きな変動なしに一箱(30個、特卵基準)に5000ウォン(約485円)台を維持していた卵の値段が年初から右肩上がりを繰り返し、何と1万ウォンに迫るかと思えば、今度は殺虫剤成分の検出により卵の流通が事実上中止になった。高騰した価格のせいで今年に入って考えもしなかった米国産卵、タイ産卵まで味わったが、産卵鶏の殺処分による供給不足に殺虫剤事態まで重なり、今後値段がどれほど上がるか予想すら難しくなった。もはや食卓から消えるところだ。
卵はなくてもかまわないような食材ではない。必要な栄養成分をすべてそろえた完全食品であるうえに、味も良くて韓国人の食卓では欠かせない。さらに、パンの主材料でもある。需要はますます増えるが、供給は非常に足りないからこのままでは卵10個の値段が牛肉1斤(600キログラム)と同じだった光復(解放)直後の高価な食べ物として再び挙げられるかもしれない。