【コラム】誰が「ダイナミックコリア」の活力を殺すか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.15 11:40
週52時間勤労制は迅速な災難対応にもマイナスの影響を及ぼした。江原道(カンウォンド)山火事で災難主管放送局のKBS(韓国放送公社)は政権広報性放送に重点を置き、さらに週52時間制の導入までが重なり、災難放送を十分にしなかったという批判を受けている。
消防庁は4日午後9時44分、最も高いレベルの火災対応を意味する「第3段階」を発令した。にもかかわらずKBSは1時間余りが過ぎた午後10時53分に特別報道に入り、そして12分後にまた「今夜キム・ジェドン」を放送した。KBS公営労働組合は「住民が混乱と恐怖を感じている中、KBSは政治的偏向性で論議を呼んでいる『今夜キム・ジェドン』を放送した」とし「午後11時に『今夜キム・ジェドン』の代わりに『ニュースライン』が放送されていれば(山火事状況に)もう少し速かに対応できたはず」と指摘した。また「ヤン・スンドン社長と報道局の幹部はその時間にどこで何をしていたのか」と疑惑を提起した。