【コラム】北朝鮮の若い領導者は後ろに手を組んだ(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.08 14:24
金正恩は大胆な印象を与えようとした。その一方で巧妙だった。核挑発モラトリアム(猶予)は条件付きだ。「対話の間は核実験、弾道ミサイル試験発射を再開しない」ということだ。北朝鮮との交渉は疲れる。前提と但書、条件のためだ。それは障害物であり地雷だ。北朝鮮の体制安全保障条件の裏には離間策が込められた。それは韓米同盟の解体と変化の要求だ。
南北合意はひとまず韓半島(朝鮮半島)安保危機を解消させた。それは朝米対話の出発点として作動するだろう。トランプ米大統領は「北朝鮮は非常に前向きだ」と述べた。北朝鮮のそのような変化は国際社会の圧力・制裁のおかげだ。トランプの自評通りだ。北朝鮮の経済的困窮は深刻だ。米国は北朝鮮船舶に対する海上封鎖も予告する。その措置は北朝鮮に致命的だ。