李在鎔副会長が復帰したサムスン「大規模な半導体投資」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.07 08:57
サムスン電子が数十兆ウォンを投入して京畿道平沢(ピョンテク)半導体団地に第2生産ラインを建設する。李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長の経営復帰後に初めて出てきた大規模な投資計画だ。延期されてきたサムスン金融系列会社の人事も近く決まる。サムスン式「スピード経営」がまた始まったという評価が出ている。
サムスン電子は7日、金己男(キム・ギナム)半導体・部品部門長、キム・ヒョンソク消費者家電部門長、高東真(コ・ドンジン)IT・モバイル部門長の3部門代表が集まる経営委員会を開き、こうした内容の投資の件を決定する。経営委員会は取締役会の傘下に構成された組織で、M&A(企業の合併・買収)や大規模な投資などについて議論する。匿名を求めたサムスン電子関係者は「この日の会議で大規模な半導体投資を決めることになるだろう」と明らかにした。平沢第2生産ラインは来年上半期の完工を目標に進められる。投資規模は第1生産ライン投資金額と似た最大30兆ウォン(約3兆円)規模になる見込みだ。
今回の投資はサムスン電子が以前から検討してきた事案だ。しかし李副会長が釈放されてから2日後に推進案を具体化するということに意味がある。李副会長の釈放後、サムスンが「経営正常化」に拍車を加えているという信号だ。