【中央時評】脱北者の涙、脱北者の希望=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.06 16:49
脱北民が現在の2万7000人水準から大きく増加しなければ、彼らが労働市場に参加せずに福祉恩恵を受け続けても韓国の経済力では扶養可能だ。しかし脱北者が数十万人に増える場合は、数兆ウォンの福祉費用が発生することになる。さらに突然、統一されて韓国の福祉制度が北朝鮮地域に適用されることになれば、その費用は天文学的になる。
統一テバク論(テバク=bonanza、大もうけ/大当たり)の最も弱い部分は、北朝鮮住民の市場経済の適応問題だ。統一テバク論は、韓国の資本と技術に北朝鮮の労働力が結びついた成長モデルに基づいている。しかし北朝鮮住民の多数が仕事をすることができなければ、統一テバクも作動できない。むしろ統一災難が発生するだろう。したがって北朝鮮住民が市場経済に迅速に適応するように刺激し、助けることは重要な政策的課題だ。