【コラム】中国の現実主義外交、何で対抗すべきか=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.07 10:49
競争はツートラックだ。最初はイデオロギー競争だ。中国は米国の自由民主主義に劣らない指導思想を提示したがる。和諧・和而不同などの伝統思想を前面に出して「異なるけれども共存する世界」を強調している。平和と発展という公共財を提供するという意も明確にしている。一帯一路を推進しながら対象国の共同繁栄を強調する理由だ。
もう1つの競争は「同盟」だ。戦略パートナーを多く確保して国際政治での影響力を高めようとする。閻教授はその対象としてロシア・パキスタン・カザフスタン・キルギスタン・ラオスなどを提示した。戦勝節閲兵式に軍部隊を派遣した国々だ。「一帯一路」が過ぎ行く要所でもある。米国同盟である韓国が戦勝節行事に参加したことは、中国の立場からみれば大変な外交的成果であった。朴槿恵(パク・クネ)大統領を心から接待したのには、それ相応の理由があった。