<アジア大会>男子柔道81キロ級の金宰範、左手けが抱えながらも2連覇
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.22 10:06
今回は「一本勝ちの男」ではなく「一本腕の男」だった。金宰範(キム・ジェボム、29、韓国馬事会)が21日、仁川桃源体育館で行われた仁川アジア競技大会柔道男子81キロ級の決勝で、エラシス・ナシフ(レバノン)に優勢勝ちした。チョン・フン(45)、ファン・ヒテ(36)に続き、韓国柔道選手のアジア競技大会2連覇は金宰範が史上3人目。
金宰範は2年前のロンドン五輪で韓国柔道史上最年少でグランドスラムを達成した。当時、左肩とひざ、ひじ、指を負傷した状態で金メダルを獲得し、話題となった。金宰範は五輪後1年近くリハビリに取り組んだ。しばらく目標意識を失い、さまよったりもしたが、昨年9月に生まれた娘イェダムを見て再起した。昨年末から体を作りなおした金宰範は結局、アジア競技大会代表に選抜された。