<南北会談>鉄道・道路連結の「年内着工」…制裁解除がカギ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.20 10:16
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が19日に署名した「9月平壌(ピョンヤン)共同宣言」は板門店(パンムンジョム)宣言(4月27日)をさらに進展させた内容だ。平壌共同宣言は「南北は年内に東・西海線鉄道および道路連結のための着工式を開催することにした」と「年内」に期間を定めた。また「条件が整えば開城(ケソン)工業団地・金剛山(クムガンサン)観光優先正常化および西海(ソヘ)経済共同特区および東海観光共同特区造成協議」を盛り込んだ。鉄道・道路連結期間を定めた点は政府が「大陸進出」のための鉄道・道路連結に注力していることを表している。
チン・ヒグァン仁済大統一学部教授は平壌共同宣言について「文在寅政権が描いている『韓半島(朝鮮半島)新経済地図』を具体的に実現するための土台を設けた」と評価した。韓半島新経済地図とは、韓半島の西海岸と東海岸の軸を通じて中国とロシアに進出し、休戦ライン付近で2本の軸を連結して経済発展を推進するという政策だ。鉄道・道路連結は、政府が三一節(独立運動記念日)100周年を迎える来年、列車で中国を訪問する案を推進しているため急ぐ側面がある。