<W杯サッカー>揺れる韓国代表…コンディション回復、時間との闘い(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.11 10:17
戦術と選手起用にも問題があった。代表チームは現地トレーニングで逆襲遮断とサイド中心の迅速な攻撃練習を繰り返したが、実戦ではガーナの強い圧迫と強固な守備陣に縛られ効果を上げることはできなかった。洪監督は2点を追う状況で始まった後半でもこれといった戦術変化なくポジション別の選手交替に一貫して敗北を自ら招いた。
守備ラインに対する実験が依然として進められているという点もまた不安要素だ。洪監督はガーナ戦に先発で出たフォーバックメンバーのうち両サイドの尹錫栄(ユン・ソクヨン、クイーンズパークレンジャーズ)と金昌洙 (キム・チャンス、柏レイソル)、DFの郭泰輝(クァク・テヒ、アル・ヒラル)の3人を試合途中で交替した。彼らに代わり朴柱昊(パク・ジュホ、マインツ)、李鎔(イ・ヨン、蔚山現代)、洪正好(ホン・ジョンホ、アウクスブルク)がグラウンドに出た。ワールドカップ本戦直前まで守備ラインの構成を確定できていないのは非常に異例の状況だ。