アップルはどこを曲げるか…曲面スマートフォン競争第2ラウンド(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.12 13:34
世界のIT企業が先を争って曲面スマートフォン開発に乗り出しているのは、飽和状態に差し掛かったスマートフォン産業で新たな市場を発掘するためだ。曲面スマートフォンの核心は曲がるディスプレーだ。まだ曲面形態で固定された新製品を発表するのにとどまっているが、基板とバッテリーまで曲げられるようになれば、普段はたたんだり巻いて持ち歩き、必要な時に広げて大きな画面を使うことができるようになる。服や腕輪のようにウェアラブル機器として活用することも可能だ。物理的衝撃にも強く、スマートフォンを落として画面が割れるケースも減る。大信証券ITグループチーム長のパク・ガンホ氏は、「2014年から高価なスマートフォン市場の成長鈍化が予想される。新しい機器を通じ需要を創出することが世界のIT企業の目標だ」と説明した。技術先導企業というイメージを刻もうとする意図もある。まだ初期段階である曲面スマートフォン市場を先導すれば今後多様な機器開発でもリードできる。
iPhoneのデザインとユーザーインターフェース特許でサムスン電子を攻撃しているアップルが「曲面」特許の買収にまで乗り出し攻勢をさらに強化するという予想も出ている。特にフレキシブルディスプレーを作ることができる有機ELパネルは現在サムスンとLGだけで大量生産が可能だ。アップルが曲面スマートフォンに関連した各種特許をあらかじめ獲得した後、次世代機器に対しても販売禁止や損害賠償訴訟などを通じ韓国企業を牽制できるという分析が出てくる背景だ。