故郷にも戻れないチャンピオンの屈辱…異種格闘技の壁は高かった
李太鉉(イ・テヒョン、33)は先月27日、ソウル旧正月シルム(韓国相撲)大会の準々決勝で力なく敗退した。 砂で擦りむいた額には傷があった。 それでも李太鉉は「自分の名前を呼んでくれたファンの応援でシルムを楽しめた」と笑顔を見せた。 この日の試合は李太鉉のシルム復帰戦だった。
李太鉉は06年、民俗シルムを離れ、同年9月に総合格闘技「プライド」でデビュー戦を行った。 乾いた薪のようなヒカルド・モラエス(42、ブラジル)には楽勝すると予想されたが、結果は惨敗だった。 顔の傷がひどかったため、麻酔を打つ間もなく傷口を縫った。 往年の天下壮士(シルムのチャンピオン)は顔よりも心に大きな傷を負った。