「進展」評価したトランプ氏…米朝対話を聞くと「様子を見たい」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.08 13:19
ドナルド・トランプ米大統領は金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮労働党委員長の非核化対話およびミサイル試験中断への意向に「進展」としながらも「様子を見たい」と話した。米行政府高官も匿名を要請したブリーフィングで「北朝鮮の意図が核兵器を積む時間稼ぎであれば、対話は全く成功できないだろう」と警告した。
米国がこのように北朝鮮の対話提案に慎重な立場を見せるのは、過去の交渉でもそうだったように二つの落とし穴が隠れていると懸念するためだという分析が出ている。トランプ大統領は6日午後(現地時間)、スウェーデンのステファン・ロベーン首相との記者会見の途中に「金委員長の発言を平和的突破口だと考えるか」「北朝鮮が核・ミサイル試験を中断すれば直接対話に同意するのか」という質問に一様に「様子を見たい」という答えを繰り返した。
「我々は北朝鮮と最低限言葉では確かに大きな進展を成し遂げたし、(非核化が実現されれば)北朝鮮と韓半島(朝鮮半島)はもちろん、全世界に偉大なこと」とも述べた。同時に「我々は非常に良くて肯定的な対話をしたが、クリントン・ブッシュ・オバマ政府を見れば、今までは決して成功できなかった」として「どんなことが起きるか明らかに分かるだろう」と付け加えた。