構造調整の暗い影…冷え込む企業の体感景気=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.31 11:27
韓国経済研究院のクォン・テシン院長は「構造調整により一部企業が廃業したり規模を減らせば企業の投資規模などもそれだけ縮むほかない。輸出・内需がともに不振でそうでなくても企業の経営環境が厳しい状況で構造調整が進められ実体経済にも悪影響を及ぼす可能性が大きい」と診断した。
特に雇用市場の衝撃が懸念される。すでに雇用事情は良くない。雇用労働部が4月事業体労働力を調査した結果、先月の新規採用人材は65万人で前年同月の70万9000人より8.3%の5万9000人減った。特に低所得層が主に就業する臨時日雇いの新規採用が14.4%も減り直撃弾を受けた。新規採用人材と同一企業内の事業所間転入者を合わせた入職者数も先月は69万4000人にとどまり1年前の76万3000人より9%減少した。