構造調整の暗い影…冷え込む企業の体感景気=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.31 11:26
不良業種に対する構造調整が本格化して回復傾向を見せていた企業の体感景気が再び冷え込んでいる。韓国銀行が30日に明らかにしたところによると、今月の製造業企業景況指数(BSI)は71で前月と同じだった。1700社の製造業者を対象にアンケート調査した結果だ。この指数は2月に63で底を打った後3~4月に2カ月連続で上昇したが今月に入り上昇の勢いが止まった。BSIは100を下回れば景気を悲観的に感じる企業が多いという意味だ。
韓国銀行のパク・ソンビン企業統計チーム長は「電子、自動車業種などの体感景気が好転したが造船業と関連産業の体感景気が悪くなり製造業全体のBSIが回復傾向を維持できなかった」と話した。実際に今月の造船・その他運輸業況BSIは49で前月より3ポイント落ちた。BSIと消費者心理指数(CSI)を合成した経済心理指数(ESI)もやはり今月92となり前月より2ポイント落ちた。企業と消費者をすべて含めた民間の経済心理が悪化したという意味だ。