<平和オデッセイ2015>平和・共存・統一に向け、今こそ韓日中の市民が出よう(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.30 15:44
今年2015年は、光復(解放)70周年、分断70周年になる年だ。光復の喜びもつかの間、分断と共に民族抗争と離散の痛みを抱えながら70年を過ごした。苦難の歳月であったし、希望と奇跡の歳月でもあった。韓国は艱難の時間を踏み越えて世界で類例のない経済成長を実現し、弱小国から中堅国に背伸びすることに成功した。私たちは平和と民族統一を一時も忘れないまま今まで駆けてきたが、いまだ韓半島(朝鮮半島)が一つになる夢をかなえられない厳酷な現実を直視している。
平和統一は民族の念願だ。分断は国際的な冷戦秩序によって発生した避けられない結果であり、私たちの民族が自ら招いた失策でもあった。昔も今も強大国は、冷静な勢力対決の本質を変えず、分断から平和・共存と統一へ向かう道を自ら切り開くべきだというのが私たちの悟りだ。南北関係は時に和解と協力的ムードを創り出したりもしたが、軍事力対立を主軸として「緊張した平和」を維持存続してきた。政権が変わっても持続する平和的な対北朝鮮政策が必要だ。