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北朝鮮産石炭の密売疑惑船舶、韓国に8回出入りしていた

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.07.20 07:10
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国連安全保障理事会が禁じている北朝鮮産石炭の密売に介入した疑惑を受けている船舶が、韓国の港に相次いで入っていたことが確認された。

中央日報が19日、韓国政府の資料などを確認した結果、パナマ所属のカイシャン号は安保理決議2371号によって北朝鮮の石炭輸出が全面的に禁止された昨年8月以降、8回にわたって蔚山(ウルサン)港や浦項(ポハン)新港、仁川(インチョン)港、平沢(ピョンテク)港、釜山(プサン)港などに入港して貨物の積み下ろしをして出港した。最後の入港は4月30日だった。カイシャン号は安保理傘下の北朝鮮制裁委員会の専門家パネルが、北朝鮮から石炭を積み出して制裁を違反していると指定した船だ。

 
専門家パネルはカイシャン号が昨年7月26日に南浦港(ナムポハン)で2万90トンの石炭を積んで出港し、8月16日ベトナム・カムファ港に積み下ろしたと明らかにした。カイシャン号は石炭がロシア産として書類を偽造した。カイシャン号は8月にも同じ手口で南浦港から石炭2万180トンを積み出して9月にカムファ港に運んだ。専門家パネルが目をつけている別の船舶「スカイレディ号」も数回韓国に入港した。スカイレディ号は昨年8月、2度にわたってロシア・ホルムスク港で石炭3280トンを積載した。直前に北朝鮮船舶のヌンラ2号がホルムスク港の同じ停泊地で、南浦港から積んで来た石炭を降ろしていたことから推測して、専門家パネルは該当の石炭がスカイレディ号に積み替えられたと疑っている。スカイレディ号は直後の昨年9月から先月まで、数回にわたって韓国に入港している。

専門家パネルによると、この船舶以外にも、昨年10月ホルムスク港から北朝鮮産石炭を積んで仁川港や浦項港で荷役した船舶(スカイエンジェル号、リッチグローリー号)があった。昨年12月に採択された安保理決議2397号は、北朝鮮産石炭の密売に関わった船舶が入港した場合、抑留することができるようにしたが、政府は証拠不足としてカイシャン号とスカイレディ号の抑留は見送っていた。政府当局者は「決議履行のために積極的な措置を取っている。現在、北朝鮮の製油製品と石炭密売に関与した船3隻を抑留している」と説明した。当局によると、現在2397号によって制裁違反船舶を抑留している国は韓国だけだ。

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    北朝鮮産石炭の密売疑惑船舶、韓国に8回出入りしていた

    2018.07.20 07:10
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    国連安保理傘下の北朝鮮制裁委専門家パネルが北朝鮮の石炭密売に関わったと見ているカイシャン号の船籍関連書類。北朝鮮南浦港から積んで来た石炭の原産地をロシア・ウラジオストク港に偽造した。(写真=専門家パネル報告書)
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