「経済」2008回登場…父親より強い朴大統領の「経済最優先主義」(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.11.30 11:49
李明博(イ・ミョンバク)前大統領と盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領がそれぞれ5回行った新年の辞に対しても意味ネットワーク分析を進めた。2人の大統領は「国家」の代わりに「国」という単語を使った。李前大統領は「国」とともに「経済」(3回)、「われわれ」(2回)などが登場した。特異なのは「世界」(3回)という単語の密接性が大きかった点だ。李前大統領の国際指向性を思わせる部分だ。これに対し「政府」との連結性は低かった。盧元大統領の新年の辞では「われわれ」(6回)が圧倒的だった。共同体意識を重視したことを思わせる。「国民」(2回)も登場したが「政府」はなかった。
結論的に朴大統領の公式発言で「国家」と密接性が高い単語を組み合わせると、「政府が率先して経済発展を成し遂げ、わが国民を良く暮らせるようにする」に縮約できる。官主導型の国家観であるわけだ。