【コラム】朴槿恵新体制が目前…「悪役を求む」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.01.09 16:37
◇国民に“苦言”呈する悪役が必要
実際、大統領任期中の人気(支持度)は空しいものだ。 結局、最後に残るのは歴史的評価だ。 再選の負担がない大統領なら、目の前の人気にこだわるよりも、任期を通した業績に対する評判がより重要となる。 なら朴次期大統領も、すぐには人気がなくても、遠い後日に「大韓民国の再飛躍の基礎を築いた大統領」と記憶されるのが賢明な選択になるだろう。 もちろん国民が感じている苦痛を減らすことも必要だ。 しかしそうしたからといって「低成長」という大きな病気が治るわけではない。 朴次期大統領がロールモデルとする英国のマーガレット・サッチャー首相は国内の強い反発にもかかわらず、“英国病”を治して“鉄の女”という名声を得た。 朴次期大統領が在任中に人気がなくても、低成長を脱する新しい成長モデルの礎石を築くことができれば、「沈没する大韓民国号を救った英雄」として記憶されるだろう。