「広告した通りにイベントを行なわなくてはならない。これは詐欺だ」。31日、ソウル大峙洞(テチドン)のソウル貿易展示コンベンションセンター。韓国で初めて行なわれる予定だったアダルト博覧会「2006ソウルSEXPO」が煽情性をめぐる議論の末、ストリップショー、キッス大会などのイベントを全て取り消した後、来場者が激しく抗議する大騒ぎがあった。
同午後1時ごろ、来場者およそ100人は主催会社の事務所前に集まり、入場料1万5000ウォン(約1800円)の払い戻しと関係者との面談を要求した。インターネットの広告を見て大田(テジョン)から来たというハン某氏(45)は「外国の有名なモデルによるストリップなどを見るため来たのに、展示会だけ見て帰るようになった」とし不満がった。博覧会は肌着メーカーや健康食品メーカーおよそ60社の製品を展示することだけになった。
(株)SEXPOのパク・スンガク代表は「メインの行事である展示会は予定通り行なわれる。払い戻しはできない」とした。来場者のカン某氏(35)は「近所のアダルトグッズショップに入場料を払って入ってきた気分」と抗議。博覧会に出品した某健康食品メーカーの関係者も「行事の内容が突然変わりPRの効果が得られるかどうか疑問」と語った。