【社説】2回目の米朝首脳会談…「悪魔は細部に宿る」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.21 09:28
2回目の米朝首脳会談を1カ月後に控え、南米朝の北核交渉代表がスウェーデンのストックホルムに集まり、19日に非核化のための実務交渉に入った。米国を訪問した北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)労働党副委員長がトランプ米大統領に会い、2月末を首脳会談日を決めたのは幸いだ。米朝間の非核化交渉が膠着状態となった中、首脳間の合意を通じて突破口が開かれる可能性があるからだ。
すべての交渉は名分よりも具体的なディテールが重要だ。ベトナムでの開催が予想される首脳会談で意味のある成果が出てくるかどうかは今回の実務協議にかかっているといっても過言でない。「悪魔は細部に宿る」という格言がある。原則には合意しても具体的な実行規定でこれを避ける但書条項を付ければ無意味になるということだ。北朝鮮はその間、口頭の約束、共同声明書や合意書で約束した内容までもさまざまな理由を挙げながら守らないケースが多かった。したがって米朝間の実務交渉ではこうした問題が発生しないよう韓国代表団は米国をサポートしなければいけない。