【噴水台】金正恩委員長の献身?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.12 09:44
「携帯電話に『ノーサービス(No Service)』が現れた。私たちは未知の世界にいた」
先週末、オーストラリアのあるニュースサイト(news.com.au)に北朝鮮羅津(ナジン)・先鋒(ソンボン)〔羅先(ナソン)〕経済特区訪問記が掲載された。英国旅行作家、トミー・ウォーカーが書いた文章だ。訪問時期は今年3月初めに推定される。「開放都市」という羅先特区でウォーカーが受けた印象は「過去に埋もれた都市、情報が遮断された世界」だった。「世界の所々を行ってみたが、羅先で最も大きな文化衝撃を体験した」とも話した。「建物の壁に広告はなく、政治ポスターだけだった。カジノにはダイヤル式電話機があった。羅先市場ではタバコ200本がただ3ドル(約325円)だった。一行とこの前にあったベトナム米朝首脳会談に関して話した。北朝鮮ガイドが結果を尋ねた。まだテレビに出なかったせいか北朝鮮住民は誰も会談の内容を知らなかった」。北朝鮮朝鮮中央TVが首脳会談の内容を伝えたのは会談決裂6日後である3月6日だった。