米国の金利上がればリートが浮上する…日・米・欧州の株式も有望
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.20 10:45
10日と15日に米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は年内に基準金利引き上げを断行するという意志を改めて確認した。ギリシャのユーロ離脱の可能性と中国の証券市場急落で金利引き上げが遅れる可能性を一蹴したものだ。このところ世界の金融市場で金利引き上げに備えた投資先として脚光を浴びている資産が不動産に投資するファンド、別名リート(不動産投資信託)だ。
一般的に金利が上がればリートのように毎月収益が出る配当型商品に期待する収益率も高まるものだ。これらの商品が金利引き上げ期に人気が落ちるのはそのためだ。特に不動産は負債比率が高く金利引き上げによる費用増加を避けにくい。今年に入りリートファンドから資金が流出しているのはこのような理由からだ。
ところでなぜ金利が上がろうとする時点でリートが脚光を浴びるのだろうか。金利引き上げは表面的な現象よりもその背景に注目しなければならないと専門家は助言する。