【コラム】任天堂復活がLGエレクトロニクスに与える教訓(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.18 09:05
だが10日以上咲く花は珍しいという。任天堂はモバイル環境に順応できずこの5年間営業赤字を繰り返し深い不振のどん底に陥った。市場からは忘れられ、任天堂もやはりモバイル時代の不適応者の烙印を押された。そんな任天堂が今回は「ポケモンGO」を出しモバイルの強者として帰ってきた。「ポケモンGO」はグーグルのスタートアップ企業でソフトウェアを開発するナイアンティックの拡張現実(AR)技術と任天堂の人気キャラクターのポケモンを融合したモバイルゲームだ。スマートフォンでこのゲームアプリを実行した後実際の場所にかざせば画面にポケモンのキャラクターが出てきて現実のようなゲームができる。
業界1位でも産業環境の変化により没落したノキアの前轍を踏まず任天堂のようになる秘訣は何だろうか。その生命力は絶え間ない革新だ。任天堂は1889年に花札を作っていた小さい会社から出発した。そうするうちにコンソールゲームで人気を呼びポケモンという強力なキャラクターを作って知的財産権のパワーを振り回している。今回第4次産業革命の波に乗った原動力もやはり産業環境が変わるたびに変身した適応力という話だ。