【コラム】言葉、人格、国格=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.21 15:53
かなり美しく、かなりやわらかい、かなり立派で…。若者が好んで使う「テゲ(かなり)」という言葉は「とても」という意味の副詞だが、本来はあることが手に負えない、生地に水気が少なく硬いという意味だ。語感はそんなに明るくない。美しい・やわらかい・立派だという言葉に合う修飾語ではない。「ウヨンチアンケ(偶然ではなく)」は普通「意外に」という意味で通じるが、その反対語である「ウヨンヒ(偶然に)」も「意外に」という意味を持つので当惑する。
会話にも“硬音”が氾濫している。そういう音を出すからといって言葉の意味がさらに強調されるわけではない。言葉が荒れれば情緒も索漠とする。入試戦争、税金爆弾、選挙戦、票心攻略、決死抗争…、全国が争いの場だ。さらに誕生日パーティーでも拳をぎゅっと握って「ファイト」と叫ぶ。けんかでもするつもりなのだろうか。