外国人観光客3000万人の影…「観光公害」に悲鳴上げる日本(1)

外国人観光客3000万人の影…「観光公害」に悲鳴上げる日本(1)

2018年05月14日09時28分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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今年2月、中国人観光客が漫画『スラムダンク』に登場する鎌倉市の電車「江ノ電」を撮影している。
  #無理やり舞妓さんの写真は撮らないでください。畳に土足で上がらないでください。飲食店にドリンクや食べ物を持ち込まないでください。レストランのドタキャンはやめてください。帽子やサングラスをしたまま参拝しないでください」--。

  京都市が外国人を対象に配布している「京都のあきまへん」パンフレットに含まれている内容だ。市は挿絵まで付けて英語・中国語版を作った。

  「なぜこのような常識的なマナーを紹介するパンフレットまで作ったのか」とも思うが、効果は上々だという。それだけ初歩的な礼儀を守らない観光客が多いためだ。

  #「写真を撮ってもらえますか」。今月6日、東京銀座中央通りで南米から来た観光客が記者に日本語で話しかけてきた。銀座の象徴である和光デパートを背景に団体写真を撮った。その次は英国人カップル、中国人団体観光客も同じように写真の撮影をお願いできないかとやってきた。

  休日の銀座は車両の乗り入れが統制されて「歩行者天国」になる。その半分以上は明らかに外国人観光客だ。押し寄せる観光客ために「世界で最も美しい繁華街」といわれた銀座の名声にもひびが入っている。高級商店前の大理石のオブジェには「ここに座らないで」という注意書きが中国語・英語・日本語で書かれている。

  また、菓子袋ひとつ落ちていなかった2010年代初期までの銀座通りとは違い、清潔状態も完全に変わってしまった。

  日本を訪れた外国人数は2017年2869万人。2011年622万人から5倍近く増えた。2012年末に再執権した安倍晋三首相が、観光振興をアベノミクスの看板事業に掲げて必死に取り組んだ結果だ。東京オリンピック(五輪)が開かれる2020年の誘致目標は4000万人だ。

  頭数だけに焦点を合わせた安倍式観光入国政策が最近、ブーメランとなって日本社会を直撃している。観光客による日本国民の生活ストレスが日常化し、「観光公害」という言葉は一般名詞になった。

  外国人観光客が年間700万人が集まる由緒ある京都、世界の都市のうち観光客数が最も速いスピードで増えているという大阪、ここに神戸と奈良まで集まっている関西地方を筆頭に、北海道や関東地方など、日本全域が「観光公害」の射程圏だ。

外国人観光客3000万人の影…「観光公害」に悲鳴上げる日本(2)

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