韓経:【社説】飛躍する日本、成長エンジンが冷める韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.16 09:08
日本の4-6月期の経済成長率が前期比1.0%となった。年率に換算すると4.0%の成長だ。当初の予想0.6%(年率2.5%)を大きく上回る「成長サプライズ」といえる。昨年1-3月期から6期連続で成長し、11年ぶりの長期景気拡張だ。日本国内では「連打後の本塁打」という評価も出ている。
このように飛躍的に成長をしたのは、輸出不振(-0.5%)の中でも個人消費(0.9%)、設備投資(2.4%)など内需が牽引したからだ。内需の成長寄与度は1.3ポイントで、輸出(-0.3ポイント)の穴を十分に埋めた。日本では最近、求職者1人あたり雇用数(有効求人倍率)が1.51件にのぼるほど雇用が好調だ。企業のスマート設備交換需要と人手不足を埋めるための投資も活発だという。
その本質にはアベノミクスがある。2012年末に安倍首相が執権した後、法人税率を引き下げ(30%→23.4%)、規制改革などを徹底的に進めたのが功を奏したという評価だ。政策の一貫性を堅持し、企業に良い環境を形成すると、企業が活気づいて所得が増え、内需が回復するという好循環構造だ。安倍首相の支持率が大きく落ちたとはいえ、経済面では評価が異なる。長期不況から抜け出すという期待も生じている。